2019年度「ひがしなりソケット」発表会を開催
「ひがしなりソケット」は、ものづくりの街として知られる東成区の様々な企業や団体などが持つ知見やリソースをいかし、まちの活性化を目指しながら、住民や企業、NPOやNGO、その試みに共感する様々な協力者と共に、“ひがしなりを明るく照らす” アイデアを考え、学び、みんなで実験していく場です。
この事業は、世界全体で取り組みが求められる「持続可能な開発目標:SDGs」の達成につながるアクションを生み出し、“ひがしなり” という舞台で育むプロジェクトとして2018年にスタートしました。
2年目は、2019年6月23日(日)のキックオフイベントからスタート。「ひがしなりソケットLAB.」の参加を通して、SDGsと自分自身/会社の想いなどをうまく重ねていけるようアイデアを練り上げ、2020年2月8日(土)には区民センターで発表会を実施しました。
(11組によるアイデア発表動画はこちら)
新たなアイデアを生み出す2期生の「ひがしなりソケットLAB.」
アイデアを試行錯誤する1期生の「ひがしなりソケットMEETING」
ひがしなりソケット2期生は、2019年9月より毎月1回「ひがしなりソケット LAB.」にて、SDGsの理解を深め、自分自身/会社にとっての理想の未来を描き、どのようなアイデアであればインパクトを与えつつ、周囲の共感も得ながら、実現に向かって走ることができるかを考えてきました。
また、2018年度から参加しているひがしなりソケット1期生も、LAB.の合間に集いながら「ひがしなりソケット MEETING」を主体的に開催。各アイデアの進捗共有や今後の進め方について相談を重ねながら、2018年度に考案したアイデアの実現に邁進しました。
自薦他薦を問わず参加した2期生の所属先もさまざま。まちづくり、福祉、図書館、製造業、銀行、専門学校、士業…など、東成にゆかりのある多様なメンバーが集結。1期生も毎回、可能な範囲でLAB.にも参加し、学び直しをしながら、2期生と一緒にアイデアを磨き上げた5ヶ月間。SDGsの視点で、自身のビジネスと想いがつながるアイデアにするため、試行錯誤してきました。
「ひがしなりソケット LAB.」の内容としては、各地の先進的なCSR(企業の社会的責任/Corporate Social Responsibility)の取り組みや持続可能な地域づくりに詳しいゲストから、様々な学びをインプットし、日本の未来・東成のまちの未来・自社の未来を想像。社会的ニーズに対し自社は一体何ができるのか、どんなアクションをすると未来にどんな影響を与えることができるのか。異業種のメンバーから様々な視点をもらいながら、個人としての想いを仕事として語り直した際に納得できるよう、アイデアをブラッシュアップしていきました。また、同様のテーマに関心があったり、協働できそうなメンバー同士からは、自然とコラボレーションも生まれていきました。
留学生による新たな視点
また、今年度のLAB.には毎回のように、外国人留学生など大学生等も参加しました。2020年1月8日(水)にはJICA関西 鍋内氏をお招きし、留学生向けプログラムを別途開催。「ひがしなりソケットLAB.」を通して出会った企業の課題意識について語り合い、留学生自身のバックグラウンドや想いを深堀りしながら、SDGsに結びつけて考えを深めるワークが実施されました。
ひがしなりソケットLAB.の参加者からも「留学生だからこそ持っている視野の広がりや客観的な視点、それを説明しきる語学力に感心した。」、「留学生が持つ課題意識・背景は新鮮なもので、新たなアイデアに繋がりました。」という声が多く寄せられました。
「ひがしなりソケットLAB.」から発表されたアイデア
今年度の「ひがしなりソケットLAB. 」でアイデア発表・プロジェクトの進捗報告があったのは以下11組です。それぞれの発表概要も別途記事としてまとめていますし、詳しく聞いてみたい!という方は、ぜひ動画によるプレゼンテーションもご覧ください。